令和六年 全国氏子青年協議会 第六十二回定期大会 青森大会

【開催日時】令和6年7月6日(土)
【開催地】青森県八戸市

御 挨 拶

 『自然の恵みと厳しさ 今、つなげよう復興への祈り』を大会テーマとして本日、全国氏子青年協議会第六十二回定期大会がここ青森県八戸市において、全国各地より多くの氏子青年の皆様をお迎えし、かくも盛大に開催出来ますこと、厚く御礼申し上げます。

 本年は正月一日に能登半島地震が発生し、多くの方が被災されました。一日も早く復旧・復興がなされますことを、心よりお祈り申し上げます。全国氏子青年協議会と致しましては、広く義捐金を募り、5月26日に石川県氏子青年連合会に手渡しました。氏青関係神社を始め、被災した神社や祭りの復興に役立てて戴きたいと思います。今回の大会テーマにも復興への祈りが盛り込まれております通り、今後も全国氏青として被災地に心を寄せて参ります。

 今回、正式参拝で訪れた蕪嶋神社に関しましては、平成27年11月に火災に見舞われ、社殿が全焼する被害がありました。蕪嶋神社青年会を始め多くの奉賛者が力を合わせることで、令和2年、ついに復興を果たされました。社殿の再建は、毎年蕪島に渡ってくるウミネコの産卵、子育てにも十分配慮して取り進められ、ウミネコが飛来する前には工事を中断し、ウミネコが去った後に工事が再開されたそうです。蕪嶋神社の社殿とその周りにウミネコが飛び交う光景を見て、復興に携わられた方々への感謝の気持ちを新たにしております。

 さて、天皇陛下におかせられましては、本年4月、第六十三回神宮式年遷宮の御斎行について御聴許あらせられ、いよいよ神宮式年遷宮の御準備が開始されることとなりました。当会と致しましても青少年健全育成事業として、二見興玉神社での禊神事と皇大神宮参拝を企画し、また12月には、恒例の神宮への新穀の献米奉納を行い、引続き神宮への崇敬心の涵養に努めて参ります。

 結びにあたり、本大会の開催に御尽力戴きました青森県連葛西会長、荒谷大会実行委員長を始め、大会運営に携わられた県内各単位会の皆様、氏子崇敬者の皆様、青森県神社庁を始めとする神社関係の皆様に衷心より厚く御礼申し上げますとともに、本日ご参集の皆様の益々の御発展と御健勝をご祈念申し上げまして、御挨拶とさせて戴きます。

令和6年7月6日 全国氏子青年協議会会長 髙井勇次



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