世界遺産の下鴨神社

  下鴨神社は京都市市街地の東北部、賀茂川と高野川の交わるところの三角州に位置し、平安京遷都以前よりこの地に鎮まる京都で最も古い神社の一つです。

  その境内は糺の森と呼ばれ、源氏物語をはじめ多くの古典に記載される古き森でありますが、百万都市京都にあってなお、いにしえの姿を今に伝えるまさに森厳なるご神域。

  京都の春を彩る葵祭(賀茂祭)は、京都の三大祭りとして王朝絵巻を現代に甦らせ、年中のご神事は連綿と千古より承継されています。

  その文化的価値は、国宝重要文化財の建造物が五十棟を超え、ユネスコ世界遺産にも登録されていることもあきらかで、世界人類が守るべき宝であることは言うに及びません。

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京都府 下鴨神社青年会

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会報『うじせい』№68より

うじせい

下鴨神社青年会の歩み~そして決意

  神社が成り立つためには森が必要だとされています。お祭りが成り立つためには、その担い手である青年達もまた必要であります。我ら下鴨神社青年会は、神社の森たるべく、平成十五年四月、下鴨神社を通じて青少年の育成と伝統文化の継承を目指して設立されました。

  現在、会員数49名、下鴨神社・糺の森を拠点に年間の多くのご神事をはじめ、行催事に参加協力致しております。

  年中祭事の中には、葵祭前儀の御蔭祭のご神宝所役が青年会発足により復古するなど、伝統祭事の保全再興に寄与していると自負しております。

  他にも糺の森保護活動への参加や、文化講演会・芸術祭への協力、下鴨神社スカウトとの研修交流など地域社会への奉仕及び青少年育成に貢献するべく活動し、また青年会独自事業として、神饌田の復興、奉耕したお米の献米、指定氏青事業である葵祭の料として葵栽培事業を推進し、フリーマーケット糺市の主催等、鋭意実行に努めております。

  下鴨神社第三十四回式年遷宮を平成二十七に迎えるにあたり、氏子青年会の活動の原点である「氏神様や崇敬神社の発展に寄与しながら、地域の発展を進めること」を再確認し、祖先の恩と神の恵みに感謝しつつ、皆々と励まし合い共に切磋琢磨し、共に手を取り、和をもって睦み合い、未来へと続く清らかな郷土を育み、世界の平和の力となるよう、微力ながら青年会一同なお一層精励してまいる所存です。