遷宮奉賛の献穀事業 新穀1.5トンを奉納
                                  (平成22年12月13日神社新報抜粋)

 全国氏子青年協議会(七海会長)は、十二月五日、第六十二回神宮式年遷宮の奉賛・宣揚にむけて実施してきた「神宮新穀献米事業〜知ろう、学ぼう、お米作り〜」事業の一環として、同会会員など約百十人が伊勢の神宮を訪れ、全国各地の神饌田で収穫した新穀一・五トンを奉納した。

 同会では、平成二十五年の斎行される第六十二回神宮式年遷宮の奉賛・宣揚に向け、特別委員会を組織して各種の取り組みを検討。遷御の儀までの期間を「総学習」「総検討」「総行動」の三期に区分してさまざまな活動を展開してきた。

 「総行動」の時期にあたる今年からは、稲作を通じて我が国の伝統文化や家庭と神社・神宮との繋がりを体得し、神の恵みに感謝する心を醸成するとともに、次世代を担う青少年の育成に資することを目的に神宮と奉仕神社への「新穀の献米事業」を実施。各単位会・県連・地区連などの連携のもと各地に神饌田を設けて稲作に取組み、それぞれ地元の子供たちなどにも参加を呼びかけて「御田植」「稲刈」などの神事・行事をおこなってきた。

 今年度の同事業の総決算となる神宮への新穀献米と奉納参拝には同会役員をはじめ全国の会員とその子弟や、同事業に協力したボーイスカウトの子供たちなども参加。七十四の県連・単位会・個人から寄せられた新穀約五百袋(各三キロ詰)が神宮に奉納された。

 当日は午前十時半から神宮会館前で出発式を開催。七海会長をはじめ同事業を共催した神道青年全国協議会の上田正宙監事・財団法人伊勢神宮崇敬会の辻博之総務部長が挨拶した後、新穀を納めた辛櫃を先頭に宇治橋を渡って参進した。

 神楽殿での献納式では、七海会長が神宮司庁奉賛部の渡邊修次長に目録と新穀一袋を手交。渡邊次長は、神話に起源を持つ稲作が日本文化の根幹にあることに触れて今回の事業の意義を強調し、同会の今後の活動にも期待を寄せた。

 引き続き神楽殿で神楽を奉奏した後、御垣内で正式参拝し、新穀の奉納を神前に奉告した。

 なほ、当日は出発式に先立ち外宮にも新穀を奉納し、正式参拝をおこなってゐる。

 同会では、来年以降も同事業を継続実施する予定で、各単位会などにさらなる事業への参画を呼びかけてゐる。